※この記事の最後に1枚だけ遺体の写真があります。また犬の死に関する記事です。苦手な方は閉じてください。



皆さんに、
とうとうこのご報告をする時が来ました。

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アルバートは昨日の夜11時
安楽死にて本当の天使になりました。

ここ2週間はたまに鰻やチクワを食べる程度で
殆ど食餌が取れず、別れの前日からは
食べ物を受付け無なくなりました。

それでも支えてやると庭でおしっこをして
(最後の日はもう出なかったけど)
庭の桜の木の下で寝るのが好きでした。

口からは腐敗臭がして
内蔵はボロボロ、肺も癌で息が荒いことが多く
笑顔の時間がある反面
いつ死んでもおかしくない、意識が朦朧とする時間が何度もありました。
想像を絶する苦痛だったと思います。

ママは超多忙な仕事をセーブして
そんなアルバートと1ヶ月一緒に眠り
夜中にいつも様態が悪くなる姿に眠れぬ日々を過ごしました。

リープの2年という介護期間と重症度に比べて
アルバートは全く手のかからない親孝行な子でした。
いつ亡くなるか分からないので
1人で死なせたくはなく、常に誰かがそばに居ました。

その事をアルバートは
「とても嬉しい」
と言っていました。

しかし人間にも疲れが出て
(特に眠っていない高齢の母)
何よりアルバートの苦しさも限界を迎えました。

私は前々から安楽死について提案していました。
今まで犬たちの壮絶な最後の姿と苦しみ、
そして結果的に孤独に死なせてしまうことの心の痛みを知っているからです。

犬は死にたがりません。
殺すのは人のエゴです。

しかし、犬は野生動物ではありません。
生きて欲しいからと苦しみを長引かせるのも人のエゴです。

どちらを選んでも正解で不正解。
後悔は残ります。

この決断は家族が全員納得しないと行えません。
私は誰よりもアルバートを愛する母に
この決断を託しました。
ただ、限界が近いことは伝えて
その時であるアドバイスはしました。

結果的にもうギリギリの時に
安楽なる死を選ぶことになり、
かかりつけの獣医さんが看護師さんと共に
診療時間後にわざわざ自宅まで来てくださいました。
とても優しい先生です。

アルバートは調子のいい時は笑顔です。
一見とても元気に見えて
治るんじゃないか?という幻覚をみます。
私はアルバートが死にかけている時の写真を撮っていません。
そんな気になれない。

だから皆さんの中には
「こんな元気そうな子を安楽死に?」
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、アルバートは酸素マスクを口に当てて
横たわって苦しむ時間が多くあり
放っておけば肺がダメになって
呼吸ができず苦しんで亡くなったのです。
それを回避しただけでも
私は決断は正しかったと信じています。



最後の日のアルバート君。



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強い座薬を使って痛みを緩和していました。



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だいすきなママとお話。



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トラちゃんやリズちゃんと
一緒の時間を過ごしました。
(バージルのことは大嫌い!)



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こんな可愛い子が
1時間後にこの世に居ないと思うと苦しかったです。


安楽死は血管に針を入れて
(もう中々血管が出ません)
全身麻酔をすることから始まります。

先生は直ぐに処置せず、
アルバートの様子を聞いて下さり
聴診器で今の状態を確認されました。

「苦しいね、」

と、優しく声をかけて撫でてくれました。

先生と看護師さんが処置の準備を始めると
もう辛くて顔もあげないアルバートが
不思議そうな顔をしました。
異変を感じたようでした。

私は直ぐにママにアルバートの前に移動するように言って、アル君は大好きなママの方を見ました。
私は辛かったけど、努めて優しく

「アル君は可愛いねぇ、偉いねぇ
大好きだよ」

と声をかけ続けました。

全員でアルバートを撫でました。

先生が「麻酔を入れます」とおっしゃい
アルバートは皆に優しく抱かれながら
3秒ほどで眠りにつきました。
もう意識は無くて心臓だけが動いています。

先生が

「今から心臓を止める薬を入れます」

と最後の確認をされて
皆が「お願いします」と答えました。

私はアルバートの心臓に手を置きました。
トクトクと動いています。

薬を入れて、ほんの僅かに体が揺れて
ふつと心音が切れました。


亡くなったんだ、

と思いました。

ほんの数十秒の出来事でした。

私達は馬鹿みたいに泣きました。
マスクが鼻水でぐちゃぐちゃになり
鼻をいっぱいかみました。

別れの時間は1ヶ月もあった。
いえ、余命宣告をされてから半年はあった。

それでも、信じられなくて
こんな呆気なく亡くなるなら
注射1本で何もかも治って生き返る気さえしました。


先に述べたように、この決断は
どんなに悲しくても間違いではないと思っているし、私も母も
痛みから解放され、苦しくない形で
しかも皆に褒められながら安心して天使になれたのは良かったと思うし
ほっとしている面もあります。

お別れには立ち会わなかったけど
送る前に弟たち1家も会いに来てくれましたし。

アルバート君は私とママが大好きで
他の人間もとっても好きで
フレンドリーでちょっぴりずる賢い
ベビーフェイスの貴族でナンバーワンホスト。
上目遣いのより目がチャーミングで
笑顔が最高の男の子!

世界一可愛いよ!!!
うちの子のなってくれてありがとう。



子犬のときはアレルギーが酷くて
水下痢ばかりで
真冬に1日17回散歩に行ったり
(便意で行きたがる)
絨毯の階段に下痢噴射されて
毎日のように掃除に明け暮れたり
超食いしん坊の異食症で
どれだけ注意してもボールやタオルや
時にボールペンまで食べてしまって
何度も手術になり、泣くほど心配するし
獣医さんにも叱られて。

お金も労力も凄くかかったけど
段々とそんな事もなくなって
アレルギーは奇跡的に治り
ここ数年は穏やかだったね。

手はかかったけど
アルちゃんは可愛いし頭いいから
憎らしかったことは1度もないよ。

また会いに来てね。

虹の橋でリープに会ったら
ちゃんと
「お姉ちゃんが会いたがってたよ」
って伝言伝えてね!


また会おうねアルちゃん。
ありがとう。








翌日…つまり今朝
冷たくなったアル君に会いに行って驚きました。

今までの犬は苦しんでも最後まで見守るスタイルだったので、死後は「遺体」という感じで
時にゾンビのようになっていたのに
アルバートはまるでぬいぐるみみたいに可愛くて
ただ眠ってるだけみたいでした。

体が朽ちるほど苦しむ前に送れたんだ。
それで良かったんだ。

と思えました。

とても可愛いアルバート。
起きるような気がして何時間も見ていました。




※以下遺体写真あります。






私が1枚だけ撮った
死後のアルバート。



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とても可愛いでしょ?
眠ってる子犬みたい。


10年と8ヶ月、
バーニーズとしては
頑張ってくれたよね。

あっという間だったよ。


何度も言います。

ありがとう、アルちゃん。
またうちの子になってね。



最後になりましたが

ずっと応援してくれた皆様ありがとうございました。
TwitterやInstagramでも
多くの方からお悔やみを頂きました。
海外からの応援も多数ありました。

アルバートは本日火葬してお骨になりました。

宜しければ
可愛い笑顔を覚えたいてくださったら幸いです。


谷村直保